療育手続きや診療息子のことを理解したいと、最近専門書を読むようになりました。
そうすると…
「もしかして、息子はわざとじゃなかったの?」
というような新しい発見が多々ありました…。
自閉症と自閉症スペクトラム
私が今回読んだのはこちら。
<内容>
偏見や誤解が多い自閉症。そんな自閉症の原因や特徴、自閉症児への最適な対応を、正しく理解するための「入門書」です。自閉症児が成長し、自立を目指していくために周りがすべきことを、わかりやすいイラストとともに紹介します。そして、世界で実践されている自閉症の療育(治療しながら教育する)方法『TEACCH(ティーチ)』の実例を紹介。日常動作から学習、お手伝い、就労など自立に必要な行動ができるようになります。専門家の指導が必要な『TEACCH』ですが、図解した実例が豊富なので、本を読んでそのまま実践できます。さらに、自閉症児とのコミュニケーションを手助けするツールとして、全国に広がっているコミュニケーションカードも紹介。いちから作るのは難しいカードが簡単に手に入ります。家庭だけでなく、幼稚園・学校、地域の人の正しいサポートの仕方も紹介。自閉症児を持つ親も、その周りの人も、全員に読んでほしい内容です。
保育園の先生にすすめられるままに療育をはじめ、ほぼ発達障害の知識がないまま1年くらいが立った私にはぴったりの入門書でした。
クリニックで出た息子の診断は、軽い自閉症スペクトラムとADHD。
正直、自閉症スペクトラムも自閉症もよくわからなかったんですよね…。
自閉症スペクトラムは、自閉症とその他の特性の一部が関連しあって重なり合うものとして扱います。
なので、「風邪」でも、特定するわけでなく、鼻水も出とるし、咳もでとるし、頭痛もあるけど、下痢はない!
みたいに症状を限定せずそれぞれの症状に合わせた対処法をするけど個人ごとに色んな特徴が違うものを総称していうのかなと今回本を読んで理解しました。
特性を知ることで付き合い方とその子の苦手なことを把握する
今回この本を読んだことで、怒ることが減りました。
悩んでいたのは、時々
全然話を聞いてない、返事ができない
こと。
息子の魂が抜けてて、向こうの世界を見ているような時があって、
「ちゃんと目を見て!」
「何回いったらわかるの?」
「無視したら悲しい!」
と怒ってしまうことがありました。
でも、手ごたえがないんですよね。怒っても。
この本を読んで、息子が無視しているわけじゃなく、本当に聞こえてない、認識できてないことがあるのも特性としてあるのを知りました。
なので、まず怒るのをやめ、アプローチを変えることにしています。
具体的には、
●肩をたたいて話しかける。
●近くに来てもらい「目を見て」とお願いしてから話す。
●時間を置いて声をかけてみる。
です。
とはいえ、私も余裕のないときはうぎゃーっとなるし、きついあたり方をしてしまうこともあります。
でも、息子をちょっと理解するための大きな一歩になった気がします。
子どもに無視されるのは悲しいけど、わざとじゃないと思うと、こちらも怒らなくていいですもんね。
お互いストレスが減るよう、息子との付き合い方を引き続き模索していきます!
コメント